2021年10月25日 八代を元気にするためのプロジェクト【天草サーカス】        お陰様で無事終了しました!


 今回のプロジェクトに向けての思い

 

 コロナ禍の今

 今回このプロジェクトを考えた経緯は、近年熊本地震、熊本豪雨、そしてコロナ。火の国熊本から、どんどん笑顔や楽しみが消えていきました。

 やっちろやっ隊メンバーも多くは飲食店。緊急事態宣言や蔓延防止で、自分たちも少しずつ元気がなくなりました。

 どうにかして地域に、そして自分たちも笑顔を取り戻したいという思いから、やっちろやっ隊で何か出来ないか。このコロナ禍で何が出来るのか。と考えました。

 

 エンタメとのご縁

  実は昨年秋に、やっちろやっ隊メンバーの親戚、熊本県天草出身でTVや舞台など各方面で活躍中のマジシャン、天草ショーゴさん(テレビタでおなじみのミステリー翔さん)とやっちろやっ隊メンバーとで話をする機会がありました。地元熊本や八代に対する熱い想い、そして何より故郷の天草をエンタメの力で盛り上げたいという情熱を感じました。

 オーストラリアのアデレードフリンジに参加し、それを天草で実現したいという話を聴いていると、もともと、やっちろやっ隊メンバーでも地元八代で、食を絡めた何か新しい祭り【フェス】を立ち上げたいねと話していたので自分たちも勇気づけられ元気をもらいました。

     

 地元を元気にしたい想い

 やっちろやっ隊のスローガンは『食から地域を元気に。八代美味しい応援団!』です。しかしこのコロナ禍、食のイベントで地域を元気にするのはとても難しい。だからこそ、エンタメの力で地域を元気に出来ないか、と考えました。

 郷土熊本で地元を想う気持ちは、私たちやっちろやっ隊も天草ショーゴさんも同じ。だからこそ、ぜひ今回のプロジェクト【天草サーカス】で地域のみんなが笑顔になり元気を取り戻し、これからの力になればと強く想っています。

 

 未来の【八代フェス(仮)】に向け

 コロナが収まり、日常が戻ることを何より希望します。

そして、地元八代が、もっともっと楽しい地域になれるよう、私たちも模索していきたいと思います。

 豊かな自然が育む熊本八代は、食の宝庫です。八代の周りの地域にも本当に凄い食が沢山あります。やっちろやっ隊でも、そういった地域に積極的に視察に行き、新たな発見をし、連携しながら将来は、そんな食とエンタメが融合した【八代フェス(仮)】が開催できるように少しずつ前に進んでいきたいと思います。そして、地域の子供達やみなさんと一緒に、地元熊本の、八代の素晴らしさを共有し成長し、もっと笑顔あふれる地域にして行けたらと思います。

 

  最後に   

 コロナ禍での開催となるため、感染防止には最大限努めさせて頂きます。席数も半減し間隔を開けた配置にします。入場に際しては、マスクの着用、検温・消毒などのご協力もお願いします。

 そして今回のプロジェクトには八代ナザレ園の子供達とスタッフの方々を招待させて頂きます。ほんの短い時間かもしれませんが子供達にも地域のみなさんにも笑顔と元気を届けられるよう、やっちろやっ隊メンバー一同頑張りますので、よろしくお願いします。

 

 やっちろやっ隊会長  武部小太郎


 天草サーカス 結成の経緯と、八代で開催する想い

 

 熊本でフリンジ(芸術祭)を開催する 

まずはじめに、「フリンジ」とは「大規模な芸術祭」のことです。 1960 年、南オーストラリアのアデレードという街で数人のアーティストが2週 間に渡り非公式の芸術祭を開催しました。参加団体も数組のイベントでした。 これがアデレードフリンジの第一回目です。そのアデレードフリンジが現在で は参加アーティスト 7000 人、世界中から 2000 のショーが集まる南半球最大の フェスティバルになりました。来場者は 313 万人、20 億円の興行収入を生み出 しています。60 年前の有志がこの歴史を作ったのです。

 私は 2020 年にこのアデレードフリンジに参加し、大変な衝撃を受けました。 アデレードという街の至る所で、様々なジャンルのパフォーマーや歌手がショ ーをしているのです。 私はこの「フリンジ」という文化を私のルーツである熊本に持って帰ると決心 しました。私の大好きな熊本の人々に、このワクワクするイベントを体験して もらいたいと思ったのです。 

 最初は小さなお祭り程度のイベントかもしれません。しかし 10 年後、20 年後 には世界中からアーティストと観光客が集まる「天草フリンジ」として継続し ていきます。

 

天草フリンジ成功へのステップ

 そのためにまず私達がすべきこと、それが「天草サーカス」の結成です。 多国籍、多ジャンルのメンバーで結成されるこのサーカス団がエンタメの力で 天草・熊本の魅力を発信していきます。今はどこからでも世界に存在を発信で きる時代です。 サーカス団を活用した地域活性というユニークな取り組みは SNS で世界に広ま ります。

 

 天草サーカスを「八代」でやる理由。 

  良いものと悪いものに共通していることがあります。それは「人々に感染して いく」ことです。2020・2021 は人類にとって悪いものが感染してしまった年で した。

 しかしこれからは本来人間が持つ「人生をより良いものにしたい」という想い を、一人ひとりが世界中に感染させていく時です。エンタメにはその力があり ます。

 天草サーカスとは「天草でやるサーカス団」ではなく「天草生まれの、世界中 で活躍する日本代表のサーカス団」という使命と目標を持っています。

 私の身内が八代に住んでいます。その縁から幼い頃から八代で遊び、バイトを し、自動車学校に通い、マジシャンになった後は八代のお店や会場でショーを させてもらってきました。天草サーカスを八代の方々に観てもらうことで、少しの間だけでも楽しい時間 を過ごしていただきたいと思っています。

 

  最後に

 サーカスというのはただのエンタメではありません。多種多様な人種と演目で 構成されるその様は、今の日本に必要な「外の文化、考え方を柔軟に受け止め る」という価値観をもたらしてくれると信じています。特に沢山のことを吸収 できる子供たちに、生の、世界レベルのエンタメを観てもらいたいです。天草サーカスの発展と天草フリンジの継続的な開催が、地方に力を与える一つ のきっかけになると確信しています。その第一歩目をぜひ、ゆかりのある八代 でも歩ませていただきたいと、強く想います。

 最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

 

  天草サーカス主宰 天草ショーゴ



天草サーカスメンバープロフィール


  天草ショーゴ  主宰 マジシャン


1989 年生まれ。熊本県天草市出身、京都芸術大学卒。シリアスな 舞台からコメディマジックまで演じるオールマイティなマジシャン。 2020 年、世界最大級のフェスティバル「アデレードフリンジ」 に出演。2000 のショーの中から☆4,5 を獲得(☆5点満点中) また、天草を世界へ発信するサーカス団「天草サーカス」を主宰。 中国雑技団やシルクドソレイユにも出演経験のあるメンバーで構成。 京都では、日本が世界に誇る舞台「ギア」にレギュラー出演中。 熊本では KKT「てれビタ」のミステリー翔としてお茶の間に 親しまれている。


  Ikki バブルアーティスト


サーカス学校出身。

シャボン玉アーティスト。

LED やスモーク、ヘリウムや炎を融合させたパフォーマンスで子供から大人まで魅了する。

ジャグリングやアクロバットまでこなすオールマイティなアーティスト。


  ワンヤン アクロバットアーティスト


14歳で中国国家雑技団に入団し、チャイニーズポール・フープダイビング・アクロバット・シーソーなどを担当。

18歳でオランダのサーカス芸術大学の講師に抜擢される。

ヨーロッパではシルク・ドゥ・ソレイユ(カナダ・オランダのサーカス)へのゲスト出演など100公演以上のイベントやショーに出演。

2019年にはサウジアラビア史上最大のショー「リヤド・シーズン」に、世界のトップ50人アーティストとしてサウジアラビア国王から選ばれる。

 

 


村上剣士朗 サーカスアーティスト


海外でも人気を誇るサーカス種目、シルホイールの現日本代表。

大きなリングを操り、音の世界を縦横無尽に舞う珍しいパフォーマンス。

その他、アクロバットやアクション、ストリートワークアウトなど身体能力系パフォーマンスに長けている。2019 年スポーツミュージカル出演。東京ディナーショーにレギュラー出演。現在は関西を拠点に、様々なサーカスイベントや舞台、MV 出演など幅広く活躍中


  吉川健斗 サーカスアーティスト


馬県の沢入国際サーカス学校出身。ハイレベルなジャグリング技術と

バランス芸や綱渡りもこなすバラエティジャグラー。

メインの演目は直径15cm のボールを

扱う「ビッグボールジャグリング」サーカスでは定番とも言える大きなボールを使ったジャグリングで新たな可能性を探求している。


  渡辺あきら ジャグラー


スタイリッシュなジャグリングと爽やかな笑顔を武器に、イベントから舞台公演、ジャグリング指導など様々なシーンで幅広く活動中のプロパフォーマー。京都でロングラン公演中の舞台『ギア-GEAR-』にジャグリングパートとして出演中。